ハノンの練習

ピアノレッスン

テクニックの教本はまずバーナムを使います。

ミニブックから始まり、導入書、1巻、2巻と進みます。

2巻、または年齢によっては1巻が終わったら

ハノンをします。

ハノンはフレーズのパターンを2度ずらして弾いていく

だけなのですが、中にはずらすのが不得意な

生徒さんもいます。

ひとつひとつ音符を読んで弾いてしまっているようです。

そんな時は片手だけやったり

パターンだけやったりします。

ハノンを弾く時のポイントをまとめてみました。

ポイント1 タッチ

テンポを意識しすぎて

ぼやっとしたタッチになりやすいので

指先に腕の重さをのせてはきはきとした

タッチを目指します。

「歌の発声練習と同じではきはきと活舌良くね」

と言いながら見本を聞いてもらって

そのあと真似してもらいます。

ポイント2 手首の動き

手首はなるべく一定の高さで

横にスライドしていくようなイメージで

「ゲームのユーフォーキャッチャーのつかむやつ」と言いながら

鍵盤のうえを左右に移動させます。

それともうひとつ

手首は左右には動くのはいいのですが

上下に動くのは、「なし」と言っています。

ポイント3 指の動き

「省エネで弾こうね」と言って

指先を鍵盤から上げすぎない弾きかたをします。

指上げ体操として練習メニューには

あることもありますが

仕上げの時は

指は上げずに弾けるようにします。

ポイント4 体の使い方

「ちょっと力抜いて弾いて

先生の操り人形になってね」

と言って

後ろから生徒さんと肘や手首をもって

理想の動きを体で覚えてもらいます。

ポイント5 時間配分

初めに書いたような

苦手な生徒さんは1回弾くのも時間がかかるので

ハノンに時間をかけすぎないように

練習時間の5分の1くらいで

ハノンの練習を終えられるといいかなと思います。

その時間内でできること

片手、1小節目だけ、などをすればいいかなと思います。

まとめ

お家で練習する時は

さらっと弾いて出来てる気がすると思うので

なるべくレッスンで大切な5つのポイントを丁寧に伝えて

理解してもらい

指の体操としてハノンを有効に活用してほしいです。

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