16分音符が4つ以上つらなっている楽譜
つぶをそろえて綺麗に弾くことは
永遠の課題、と思うほど難しいテクニックです。
”つぶをそろえる”・・・
この言葉、普通につかっていますが
小さい生徒さんや
つぶをそろえることに気をつけながらの練習を、
まだしたことがない生徒さんに
意味が伝わっているのかな、と
ふと思いました。
永遠の課題になるこのポイントを
意識してほしくて
こんな説明とクイズをやっています。
説明
習い始めて一年もたたないうちに
8分音符が4つつらなった楽譜は出てきます。
まだまだ指が出来上がっていないのに
一所懸命速く動かそうとするので
たいてい力みすぎて
音が転んでしまいます。
すぐに「つぶをそろえて弾いて」
とは言わずに
まず、「真珠のネックレスって知ってる?」
「その真珠のネックレスって真珠のつぶの大きさが
同じものが並んでると高級ないいネックレスなんだって。
大きいのや小さいのやゆがんでるのが
混ざってるといいネックレスじゃないんだって。」
つぶつぶがきれいにそろっているネックレスと
つぶつぶがいびつな感じにならんでいるネックレスの絵を
簡単に書いて説明をします。
「この沢山つらなってる音符も
つぶが綺麗にそろってると
高級ないい音楽になるよ」
クイズ
「じゃあ、つぶがそろっている弾き方って
どんなんかな?いまからクイズします!!」
「A君とB君の演奏をするね。
どっちの演奏がつぶがそろっているか当ててね。」
と、言って
できるだけつぶをそろえて綺麗に弾くA君の演奏と
つぶがばらばらなB君の演奏を聴いてもらいます。
「さあ、どっちの演奏がつぶがそろってた?」
まとめ
一度この流れで
”つぶをそろえる”の説明をしていると
また沢山つらなった8分音符、16分音符が出てきた時でも
「真珠のつぶつぶきれいにね」
と言うだけで
自分の耳を頼りに
つぶをそろえる練習をしてくれます。
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