突然思い立って上級ライセンスを受けて
結果は、『不合格』。。。
納得の結果ではありますがやっぱりショックでした。
生徒さんがコンクール受けるにあたって
『選ばれなかったらいやだ・・・』と思う気持ち
改めて分かりました。
でもやっぱり
悪い結果で落ち込むかも、、、というデメリットより
メリットが上回って
チャレンジしてほんとに良かったです。
ピティナ指導者ライセンスとは
継続的な「指導力の研鑽」を支援するための検定システムです。
検定科目には、指導実技・演奏実技・筆記試験・エッセイ(小論文)があります。
年間を通して全国各地で開催しています。
今回受験したのは
指導実技と演奏実技です。
準備期間
ピティナ指導者ライセンスの記事に書いた通り
試験日程に気づいたのが1か月前だったので
試験に向けて準備したのは
1か月です。
演奏実技は
課題曲から選曲し
15分~30分のプログラムを組んで演奏するので
以前に練習したことのある曲の中から
選曲して、本番を終えて間もない曲もあったので
バッハの平均律以外は
暗譜で仕上げました。
指導実技は
1週間前にモデル生徒さんが演奏する曲が
メールで送られてくるので
全部で5曲。
その中のどの曲かでレッスンするので
1週間で楽曲について調べました。
演奏実技
上級のプログラムは
ピティナコンペティションF級からG級レベルの曲を
バロック、古典、ロマン、近代と時代別にバランスよく
選曲し、モシュコフスキーかショパンのエチュードをプラス1曲。
という規定です。
それを考慮し
今まで弾いたことのある曲を
探して以下のプログラムで受験しました。
曲目1:J.S.バッハ◎平均律 第1巻 第6番 ニ短調 BWV851
曲目2:モーツァルト◎ソナタK279 ハ長調 第1楽章
曲目3:ショパン◎ノクターン作品9の2
曲目4:フォーレ◎ノクターン第2番 作品33の2
曲目5:ショパン◎エチュード Op.10-12 「革命」
指導実技
指導実技の曲目は以下でした。
- モーツァルト/ピアノ・ソナタ 第6番「デュルニツ」 ニ長調 K.284 第1楽章
- モシュコフスキ/名人芸の練習曲(15の練習曲) 第6番 Op.72-6 ヘ長調
- ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ 第16番 ト長調 Op.31-1 第1楽章
- ショパン/エチュード集 第8番 Op.10-8 ヘ長調
- ヒナステラ /アルゼンチン舞曲集 Op.2
幸い、4曲は練習したことのある曲だったので
曲のポイントとレッスン内容はイメージできたのですが
『ヒナステラ』だけは、全く知らない曲だったので
とちあえず楽譜を購入はしたのですが
演奏実技の練習にも追われていたので
さすがに1週間では練習することはできず、
自分なりに楽譜と音源から
曲のポイントを考えていどみました。
『ヒナステラ』だけはあたらないでほしいと願いながら・・・
試験日当日
受験者は上級は4人でした。
見学自由なので
20人くらい入るお部屋で
審査の先生3人と
見学者、受験者合わせて
演奏実技は朝一だったこともあり
8人くらいの見学者でしたが
指導実技は少し増えて
15人くらいはいたような気がします。
演奏実技も指導実技も緊張しましたが
精いっぱいの力は出せた気がします。
感想
この試験が控えてたおかげで
その直前にあった舞台には
それほどの緊張を感じず
やっぱり沢山人前で弾く機会があると
慣れてくるというか麻痺してくるというか。。。ですね。
『不合格』の通知を見た時と
審査の先生からのコメントを読んだ時
『がんばったのになぁぁ、、、』と悲しい気持ちになりました。
コンクールでいい結果がもらえなかった時の
生徒さんの気持ちが痛いほどわかった
瞬間ではありました。
でもやっぱり、
コンクールに出たくない理由の記事と
同じで
デメリットよりメリットが上回っているので
今回思い切ってチャレンジしてほんとに良かったと思います。
まず、練習の量が増えた事、人前で弾くのに慣れた事
客観的に自分の演奏を講評してもらえて今後の練習のヒントになった事
頑張れる自分がいるという自信につながった事
。
。
。
まだまだ沢山あります。
わたしの神経が図太いのかもしれませんが
長い人生図太くて得することもあると
思うのでそうありたいです。
そしてチャレンジは続けてたいと思います。
その3に続く。。。
コメント