発表会の選曲が決まると
”お料理のメニューが決まった”
”下絵ができた” ”建物の骨組みができた”
そんな「見通しがついて安心」という段階かなと思います。
選曲はとても重要なので、じっくり時間をかけています。
曲のレベル
普段のレッスンで練習している曲より
少し背伸びしたレベルの曲を選びます。
練習する期間も長いということと
発表会の曲となると不思議なパワーが
出てくるからです。
わたしはこれを”発表会マジック”と言ってます!
作曲家・時代
まだ弾いたことのない作曲家・時代で選曲する場合と
最近レッスンで弾いた作曲家・時代と同じにして
さらに深く勉強できるようにする場合もあります。
プログラムのバランス
ほかの生徒さんと違う作曲家・時代になるようにします。
どうしても同じになってしまう時もありますが
違うほうが、プログラム構成としても
楽しいし、次回の選曲の参考にもなります。
弾くことだけではなく、聞くことも勉強です。
とは言っても、ロマン派・近現代がどうしても多くなってしまうのですが・・・
(聞き映えがいい曲多いですよね)
一緒に選ぶ
このポイントが一番大切で、
上記の3点を考慮して
数曲は候補をあげておいて
それを聞いてもらい選んでもらいます。
「運命の出会い」の瞬間です。
「これを弾いてね」と、わたしが指定してしまうより
自分で決めた、という事が重要で
練習のモチベーションにもなります。
それに加えて、選ばなかったその他の曲を
聞くことで「ちょっと知ってる曲」を
増やすいい機会になります。
時期
個々の練習のペースで少し変わってきますが
基本的には
大曲を弾くような大きい生徒さん(高校生以上)は半年以上前
中学生は5か月前
小学生は4か月前
幼稚園は3か月
まとめ
選曲は大変な作業ですが
生徒さんが候補にあげた曲を
わくわくしながら聞いてるのを見ると
楽しい時間です。
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