今年の講師演奏は、『リベルタンゴ』を連弾します。
前回は、サンサーンスの動物の謝肉祭より、フィナーレをしました。
前回の後悔がひとつ
演奏する曲についての解説を
お話ししておけば良かった、です。
ということで、今年は、発表会前に、講師演奏曲の解説を、
少しお伝えするためにブログに書きます。
リベルタンゴとは
アルゼンチン生まれの作曲家『ピアソラ』の
代名詞にもなっている
『リベルタンゴ』
1974年に、ピアソラがヨーロッパに
活動を広げていったイタリアの地で
つくられました。
リベルは、自由のリベルタからきていて、自由なタンゴというピアソラがつけた造語です。
タンゴとはアルゼンチンとウルグアイ発症の
リズミカルなダンスのジャンルのことです。
「リベルタンゴ」が意味する通り
従来のタンゴの枠にとらわれない自由なピアソラの発想が
つまった作品です。
チェリストのヨーヨー・マが演奏する、リベルタンゴが有名です。
作曲者
アストル・ピアソラ
1921年 アルゼンチンで生まれる
1925年 ニューヨークに移住 15歳まで過ごしジャズに親しむ
1936年 アルゼンチンに移住 父のレストランでバンドネオンや
ハーモニカを演奏していた。
1939年 最先端だったトロイロ楽団にバンドネオン奏者として参加
1940年 アルベルト・ヒナステラに音楽理論を5年間学ぶ
1959年~1989年 この期間理想的な音楽編成を求めて数多くの楽団の結成・解体をくり返す
1990年 1973年に心臓発作を患って以来健康面に不安が続き
この年、とうとう脳溢血により倒れ、闘病生活に入る
1992年 ブエノスアイレスの病院にて死去
曲の特徴
四分の四拍子でありながら、3、3、2と刻まれるリズムと
繰り返されるリフが特徴的。
(リフとはリフレイン=繰り返すのいみで
短いメロディーを何回も繰り返す事を言う)
演奏するにあたって
ロックとジャズの要素を取り入れてるため、クラシックにはあまりない、
リズムとアクセントの位置が、苦労したとこでした。
正しいテンポの中で
自由に揺れる感じもあり
うまくノリを出すことに気をつけながら演奏したいと思います。
最後は豪快なグリッサンドで終わるので
舞台映えするので
弾く側も聴く側も楽しい曲です!

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